SOC2の専門集団 令和監査法人/株式会社メネサイド

SOC2コラム

SOC2 Column

いきなりSOC2(Type1/Type2)に進むのは危険?_準備のフェーズの重要性

SOC2レポートでは、対象期間中におけるシステムの内部統制の整備状況および運用状況について詳細な検証が行われ、その結果が監査人の意見としてレポートに記載されます。

このため、内部統制の整備が不十分な状態でいきなりSOC2(Type1/Type2)に進むことは、非常にリスクが高いと言えます。

Type1/Type2に入り、監査人の検証の中で、内部統制の整備が適切でなかったり、有効に運用されていないことが判明した場合には、限定意見や除外事項付きの意見が付される可能性があります。

そうなると、検証にかけた費用や人的リソースが無駄になるだけでなく、顧客や市場からの信頼を損ねることにつながり、サービス展開の妨げになるリスクさえ生じかねません。

また、仮に監査中に問題点が明らかになったとしても、都合よく検証対象期間を後ろ倒しにしたり、問題のあった範囲を検証対象から除外するといった対応は認められません(保証業務実務指針 3702より)。

これは、SOC2が「第三者による保証」であるという特性から、検証の客観性や中立性が極めて重視されているためです。

したがって、まずは準備フェーズを十分に確保し、必要な統制の整備を適切に実施したうえで、SOC2(Type1/Type2)の検証に臨むことが重要です。

準備段階での内部統制の棚卸しやギャップ分析、改善事項への対応を通じて、Type2レポートの品質と信頼性を大きく高めることができます。

SOC2のことなら実績豊富なメネサイドへ

SOC2に関することは
下記よりお気軽にご相談ください

  • ご相談無料
  • 03-4400-0928電話受付|9:00-17:00(土日・祝日除く)

  •  お問い合わせ