カテゴリー選択について
AICPA(米国公認会計士協会)が定める「トラストサービス基準(Trust Services Criteria / TSP Section 100)」には、以下の5つのカテゴリーが設定されています。
- セキュリティ(Security)※必須
- 可用性(Availability)
- 処理のインテグリティ(Processing Integrity)
- 機密保持(Confidentiality)
- プライバシー(Privacy)
SOC2で必須となるカテゴリー
SOC2の評価対象となるカテゴリーは、これらの中から選択しますが、「セキュリティ」はすべてのSOC2報告書において必須項目とされています。
一方で、それ以外の4つのカテゴリーについては任意選択項目です。
ただし、「任意」とはいえ、自社の都合だけで自由に選択できるものではありません。
あくまでも、サービス利用者(ユーザー)にとって重要な観点かどうか、すなわち「ユーザー視点」に基づいて選択する必要があります。
カテゴリー選定の考え方
たとえば、
- システム停止が事業に大きな影響を与えるサービスであれば「可用性」
- 機密情報を多く扱うサービスであれば「機密保持」
- 個人情報を大量に取り扱うサービスであれば「プライバシー」
といったように、提供サービスの性質や顧客ニーズに応じてカテゴリーを選定することが重要です。
カテゴリー追加時の注意点
また、カテゴリーを追加するほど、必要となる内部統制や監査対応も増加するため、「どのカテゴリーが本当に必要か」を整理したうえで検討することが望ましいでしょう。
