SOC2の取得目的
SOC2は単なるセキュリティの証明にとどまらず、強力な営業ツールとしても活用されています。以下のようなニーズを持つ企業にとって、SOC2の取得は非常に有効です。
情報セキュリティチェックシート対応の簡略化
多くの企業では、サービス導入時や定期的なタイミングで「情報セキュリティチェックシート」の提出が求められますが、SOC2を取得済みであれば、「SOC2レポートの提出」で代替可能なケースが多く、営業や導入時の対応工数を大幅に削減することができます。
顧客や市場からの信頼性の向上
SOC2報告書は、独立した第三者である監査人が検証・保証を行ったことを証明するレポートであり、国際的にも認知度の高い保証制度です。
そのため、特に以下のような顧客層に対しては、情報セキュリティに関する高い信頼性の裏付けとなる証拠資料として非常に有効です。
- 米国企業を中心とする海外の企業
- 日系の金融機関
- 上場企業やその関連会社
近年はセキュリティへの社会的要請が高まっており、SOC2を取得していないサービスは利用対象から除外される傾向も見受けられます。ビジネス拡大を見据える上で、SOC2の取得は“前提条件”といっても過言ではないでしょう。
こんな企業におすすめです
- 顧客・取引先に対して、提供サービスのセキュリティ体制をアピールしたい
- ISMSやPマークよりも一歩進んだ外部評価を取得したい
- グローバル展開や外資系企業への営業展開を見据えている
- 公共性の高いサービスや、大量の顧客情報を取り扱う業種において、情報セキュリティ・機密保持・プライバシーの信頼性を示したい
- 営業ツールとしての費用対効果の高い投資を探している
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